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梅酒

梅酒というと、大人が飲むものというよりも、子供の頃、夏の日に水で薄めた冷たいものを飲んだという記憶が強いですね。
Wikipediaを見ると、「夏の喉の渇きを止め、暑気払いや疲労回復に非常に良く、また体を温める。梅とアルコールの殺菌効果で、生水に少量落とすと毒消しにもなる。」と書いてありますので、やはり夏に飲むものという私のイメージは合っているようです。
梅酒もアルコールなので、本来なら子供が飲むものではないのでしょうが、どちらかというと健康のために飲むものという位置づけだったので、子供の頃に飲まされたのでしょう。
砂糖をたっぷり入れることが多いので、子供の飲み物というイメージがつきまとうのかもしれません。
また、大学生の頃、あまりお酒が飲めない女の子が、飲み会で梅酒を注文していたのをなぜか今も覚えています。
私にとって梅酒は、お酒というよりも、お酒を飲めない人が飲むものという認識があるようです。

そんなわけで、酒飲みの私としては、これまで梅酒を飲むということがほとんどありませんでした。
あのあまったるい味が好きではないというのも理由の一つです。
水で割ってしまったら、ジュースのようなものになってしまうし、ロックで飲むと、料理には合いにくいという難点もあります。

ところが、ある日、ディナーで伺ったお店で、「紀州緑茶梅酒」という梅酒と出会いました。
そのお店は、コストパフォーマンスが非常に悪いので、一杯750円で出していましたが、緑茶と梅酒は確かに合うかもしれないと思い、飲んでみることにしました。

やはり、緑茶と梅酒は合います。美味しいですね。
緑茶の風味と梅酒の甘味があいまって、上品な味わいがあります。
梅酒という飲み物をちょっと見直した瞬間でした。

この「紀州緑茶梅酒」をネットで調べてみると一升で2000円程度ですから、高くはありません。
中野BC株式会社というところが作っているようです。
HPを見ると、「緑茶のさわやかな渋みと梅酒独特の甘味と、南高梅の酸味とが絶妙にバランスのとれた梅酒です。」と書いてありますが、確かにそうだと思います。

さて、元町と神戸に「ペント」という酒屋があります。
両方とも偶然見つけて知っていたのですが、同じ経営だとは知りませんでした。
ところで、先日の土曜日に、「パトゥ」でちょっと贅沢なランチを食べた後で、元町の「ペント」の前を通ったので、お店の中に入ってみました。
プレミアムがついているような、焼酎が置いてあるのですが、抱き合わせで販売していることが気に入らないので、買うのはやめました。
三岳の一升瓶なども売っていたのですが、不適切な価格での販売や抱き合わせ販売を私は極端に嫌いますので、そうせざるを得ませんでした。

ふと、「紀州緑茶梅酒」があるか、探してみると、何と置いてあるではありませんか。
価格も蔵元の販売価格と同じです。
一升瓶で、持ち帰るのが重いですが、買うことに決めました。

ところが、その瓶の隣に、梅酒なのに、一升瓶で、3000円以上する梅酒を見つけてしまいました。
「萬歳楽 加賀梅酒」という名前です。
金沢のお酒ですね。
私は、プレミアムがつくのは嫌ですが、定価で同じようなものが並んでいると、必ず、高い方を買う癖があります。
やはり、値段が高い方が、質が高いということがほとんどだからです。
だから、私は、食材などは、そのお店で一番値段が高いものを買うようにしています。
IKARIで買い物をすると大変なことになりますけどね。

そんなわけで、一升瓶を二つも持って歩くのは嫌ですので、結局、「萬歳楽 加賀梅酒」を購入しました。
日本酒か焼酎を買おうと思って入ったのに、まさか梅酒を買うとは、自分でも予想していませんでした。

さて、その日の夕食は、IKARIで刺身や鶏肉などを買って帰ったので、久しぶりに家での食事となりました。
料理を食べている間は、焼酎を飲んでいたのですが、食べ終わってからは、「萬歳楽 加賀梅酒」に切り替えました。

私の嫌いなあまったるさがなくて、なかなか綺麗な味のする梅酒です。
ネットで、能書きを読むと次のように書かれています。

「萬歳楽 加賀梅酒」は、地元金沢市小原町産の香り高く肉厚な「紅映(べにさし)」と言う梅の実を、醸造用アルコールで漬け込み、タンクで約10ヶ月、梅の実を取り出してさらに原酒のまま20ヶ月熟成させ、最後に白山伏流水で15度まで割水してから出荷する、2年半も手間隙かけて造られる梅酒です。
香料や保存料を使用しない、昔ながらの製法で造った梅酒は、梅酒本来の自然な甘味と芳醇でまろやかな味わいが感じられます。それでいて柔らかくすっきりとした口当たりで、普段お酒に馴染みのない方にも、心地よい酔いを楽しんでいただけると思います。
自然な梅のエキスで琥珀色に輝いた梅酒は高く評価され、平成14年9月から全日空国際線ファーストクラスの梅酒として使用されています。ストレート、ロック、水割り、お湯割り、炭酸割り、カクテルと、どんな飲み方にも応えてくれる、純粋さと旨さを備えた梅酒です。

びっくりするほどではありませんが、十分美味しい梅酒だと思います。

ところで、この梅酒を飲んで感じたのですが、梅酒も探し続ければ、究極に近いものに出会うことが出来るのではないかとふと思いました。
間違いなく、あっと驚くような素晴らしい梅酒が世の中にはあるはずです。
今まで飲んでいた梅酒とはいったいなんだったのだろうと思うようなレベルの梅酒です。

日本酒、焼酎ばかりではなく、今後は、梅酒にも少し拘っていこうと思っています。

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by direct3935 | 2007-06-14 08:14 | グルメ  

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