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「本当は美味くないもの」

料理の情報について私がマスコミに不信感を持ってしまったことについては、以前に書きました。
「美味しい」「絶品」とマスコミが騒いでいるお店に実際に伺ったら全然美味しくなかったとか、接客がひどかったという場合には泣きたくなります。

純粋に自分の好みとは違うとか、他の人には美味しく感じるだろうなと思える時は別に文句を言いません。
しかし、明らかに料金の割にはレベルの低い素材を使っているとか、味が強すぎるとか、濃すぎるとか、酸っぱすぎるといった料理自体がそもそも評価の対象とならないものまで、絶賛をしているので頭にくるのです。
また、美味しいふりをしているお店も駄目ですね。素材の味がしないのに、タレや調味料でごまかしているお店がそうです。

雑誌、テレビの情報から本当のことだけをうまく嗅ぎとるというのは至難の業です。特に困るのは、料理評論家の意見です。もちろん、正しく情報を伝えようとされている方もいらっしゃいますが、発言の裏に何かがありそうに感じたり、明らかに味がわかっていないという発言を聞くと腹立たしくなります。

「すきやばし次郎」「喜久好」「喜寿司」などの有名な高級鮨屋を低く評価するとご批判を受けることがありますが、実際に、美味しくない上に大変高い料金をとるのですから、ストレートに書かせて頂くしかありません。「はやし」「てんぷら近藤」などもそうですね。同じカテゴリーの料理における高級店を何軒も自腹で食べてみれば、味の差が驚くほどあることがわかります。真剣に食べますからね。
ラーメンもそうですね。数千杯食べているわけですから、自分の好みは別として、まじめに作られたかどうかはよく分かります。

有名店を叩いて食通ぶるなどということは全く考えていません。美味しい時は美味しかったですとご主人に言って帰ります。不味い時は何も言いません。
ただ、かっての「味壺」のご主人や「どびん」のTには美味しくない時ははっきりと言いますね。僕に出されたものが他のお客さんにも出されるとまずいと思うからです。
友人だからこそ、その人が損をしてしまうことははっきりと言うのです。

高級店に対して公の場で文句を言う理由はひとつです。私と同じ傾向の嗜好を持たれている方が私の味わった辛苦を味わうことのないようにしたいからです。特にマスコミとか料理評論家が絶賛しているお店に対しては容赦なく厳しい言葉を投げつけます。
表現の自由に対する表現の自由による抵抗ですね。だから、私自身も当然ご批判ご意見は受け入れます。
但し、それは常識の範囲における正々堂々としたご指摘に対してです。論点のない、批判のための批判は人間社会の常識を逸脱しているので、なにを言われても全く気にしません。
これからも「本当は美味くないもの」について、本当のことだけを語っていきます。

http://www.rak1.jp/one/user/11099447/

by direct3935 | 2006-03-31 20:10 | グルメ  

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