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飲食店はお客を選ぶことができるのか?  No.281

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接待客をメインに商売をされておられる「たくや」の話題の中で、飲食店はお客を選ぶことができるのかできないのかという愚問が頭に浮かびました。

答えは考えるまでもありません。
飲食店も遊びではなく、仕事として経営しているのですから、当然お客を選ぶことができます。
しかし、なぜこのような愚問が頭に浮かんだかと言いますと、答えは簡単ですが、意味合いはかなり微妙な問題を含んでいるからです。

「たくや」の件で、接待客への配慮で、料金表示をしないという話を聞いた時に激怒したのには、この問題が微妙に絡んでします。
「たくや」が北新地に近いという曽根崎で営業されておられるので、接待客をメインの対象として商売をやられること自体は、お店の方針ですから、部外者が口を出すことではないですし、文句を言う筋合いなど全くありません。
私が申し上げているのはそのようなことではありません。

接待客を対象とするからという考えから、商売の常識である料金表示をしないから、文句を言っているのです。
「たくや」が料金表示をしない理由など、店の経営とは無関係である私にとっては、どうでもいいことです。
お店の方針なのですから、好きなようにやられればいいのです。
しかし、お店の都合などをお客に押し付けられても不愉快だということを言いたいだけです。
接待客に対してかもし出そうとしている「えせ高級感」などに、私は付き合いたくないのです。
本物の高級感は、心からのもてなしをする以外には絶対に出ません。
私の場合は、本物ではなく、「えせ高級感」を飲食店で見せつけられると吐き気をもようします。

しかも、「たくや」は料金設定が高いにも関わらず、豚の素材としてのレベルが低い。料金に見合った料理を提供していない。接待客に配慮するような高級店を自負するわりにはそれに見合った高いレベルの接客を全くしていないと私個人は感じているわけです。
私がよくやることですが、料金表示がしてあって、あまりにも料金よりも料理や接客のレベルが低ければ、すぐにそのお店を出て他のお店に行きます。
料金表示がしていなければそれが出来ないので、実害が出ます。

まあ、実害どうこうというよりも、そもそも物を売るのに料金を提示しないというのは、お客を愚弄していると思っています。
その理由が、接待客のためである、しかもそれをお客に対してはっきりと口にするという姿勢が、最低だと考えているわけです。
その姿勢もお店の勝手なわけですから、それを私が感じなければ何も問題はありません。
しかし、それを料金不表示やお客の質問に対する回答として、「一度でも表に出してしまったら」、今度はお客の立場として、「ふーん、そのような姿勢で商売をされているのですか。非常に不愉快ですね。」という感想を持つだけのことです。
逆にそれが嬉しいという方もおられるのでしょうから、その方は常連として「たくや」を贔屓にされればいいだけのことです。
それは、私個人とは全く関係ない話ですし、そのような方がおかしいなどとは微塵も思いません。
特定のお店に対する感性が自分とは違うのだなと思うだけです。
良い、悪いの問題ではないのです。

経営方針などそれぞれあるわけで、好きなようにすればいいのです。
但し、その心の底にあるものにお客を愚弄するものを感じたら、私個人は、その店が大嫌いになりますし、その旨を食べログで、サイト管理者からの警告を受けない範囲で書かせて頂きます。
また、警告を受けた場合は、その点については、すみやかに修正しています。

食べログやこのブログでのコメントについては、皆さんが想像されておられるよりもかなり気を使って書かせて頂いています。
過激なことを書いていても、そのリスクをよく考えて、リスクが大きいと思っても、どうしても書きたい場合は、そのリスクを認識しながら覚悟をしながら書かせて頂いているのです。

したがって、自分なりの理屈や理由のないことは一切書いておりません。
自分の考え方を公表する場として、趣味でブログを書かせて頂いているわけですから、その部分をオブラートで隠してしまったら、そもそも大切な時間を使って書く意味がなくなります。

但し、私の事実認識が間違っていることはあると思います。
これだけの数の飲食店に伺っていれば、当然、一度しか伺ったことのない店の数は多いです。
したがって、takさんのように、私が誤解をしているのではないかということでメール等を頂くのはとても嬉しいことです。
最低限のマナーを守って書いて下さるのであれば、むしろ感謝しております。
今回の場合は、事実認識が間違っていたのではなく、単なる考え方の相違ということが判明しましたが、むしろ「たくや」というのは私の想像を越えたひどい店だということがわかったので、とても有意義でした。

ある意味飲食店はお客を選ぶべきです。
ご自分で起業して商売をするのに、嫌な客のために商売する必要などないでしょうし、経営戦略として考えてもお客のターゲットは明確にしたほうが、成功するでしょう。

しかし、ターゲット外のお客にその差別をする思いが露骨に伝わってしまえば、人によってはそのことに対して激怒するでしょうし、今の時代であれば、ネット上にその思いをすべて公表されてしまうというリスクがあります。

どんなことでも自分の好きなことをすれば、その分常にリスクは伴うわけで、私の場合は、死ねなどと2ちゃんねるに書かれるだけでなく、脅迫を受けたりするわけです。
そうであっても、これまでのレベルの話であれば甘受しようと判断しているので、この大好きな趣味を続けさせて頂いています。

いずれにしても、お客のことをお客と考えない飲食店は私は反吐が出るほど嫌いですし、そのことについては、今後とも本音を包み隠さず書き続けていきます。

P.S.
料金設定が高く、料金不表示で悪名の高かった上野「ぽん多」も数年前から料金表示をされるようになりました。
お客に対する考え方を変えられたのでしょう。
ちなみに、「ぽん多」は「たくや」とは異なり味のレベルはそのジャンル(とんかつ、洋食)では最高ランクだと私は思っています。

ぽん多

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by direct3935 | 2009-02-03 12:31 | グルメ  

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