腐った食材

今年の初めに、愛知県豊橋市の給食会社が運営する社員食堂で調理師として働いていた40代の男性が、腐った食材や賞味期限が切れた調味料などを使わないよう会社に申し入れたところ、一方的に解雇されたとして、津地裁に地位確認などを求める労働審判を申し立てたというニュースがありました。

大型スーパーなど46カ所で社員食堂を運営する会社で、よくぞここまで大胆なことをするなあと呆れていたのですが、まだ労働審判の結果が出ていないためか、その後、有名店での不祥事がクローズアップされたことにより、このニュースは、あまり大きく取り上げられることもなく、忘れ去られてしまいました。

男性は、腐った野菜が納品されたり、カビの生えた期限切れの調味料が使用されていたことを発見して、本社に再三申し入れしたにもかかわらず、改善されないまま、「営業方針および今後の営業に支障を来す」として解雇されたとのことです。

腐った野菜や、カビの生えた期限切れの調味料というのは、ミスとか経営判断とか言ったレベルの話ではありません。
食品業界や飲食業界の感覚というのは、恐ろしいものだなとつくづく感じましたが、人間の体内に入るものを売って商売をしているのだという意識がないのでしょうね。
自分では絶対に食べないものを平気でお金を取って売るのですから、恐ろしい感覚です。

これだけ価格競争が激しい時代になると、コストだけに目がいくためにこんなことが起こるのでしょう。
仕事のブログで、マクドナルドの経営判断については、細かく書かせて頂いていますが、飲食業界での価格競争に勝つには、結局、原価と人件費に全てのシワ寄せがいくのです。
チェーン店では、原価については、おぞましい食材を使うことにより、人件費については、サービス残業をさせることにより、コスト削減をしますが、個人企業に近い、普通の飲食店では、結局、原価のコストダウンに走るのです。

ほとんどの割合を占める、中小の飲食店では、大量仕入れによるコスト削減が出来ないので、使い回し、食品やお酒の虚偽表示などで、原価のコストを下げるしかありません。
使い回しは、ゴミをお客に出すわけですから、原価はゼロです。
これは、儲かります。

この事件において、私が一番びっくりしたのは、会社のやっている違法行為ではありません。そのことを本社に抗議して、そのことにより、解雇されても、戦い続ける勇気ある方がいらっしゃることです。

そして、そのような方との話合いをする機会が何度もあったにもかかわらず、結局裁判沙汰になるような対応しかできなかった、給食会社の経営判断の馬鹿さかげんにも呆れました。
これは、もう全くリスクマネジメントなど考えていません。

まあ、腐った食材を社員食堂で使うような会社ですから、何をやっても不思議ではないのですが、社員食堂は46ヶ所もあったというのですから、徹底的に違法なことばかりして、価格競争に勝っていたのでしょう。

その会社は、完全に取材拒否をしているそうです。
やはり、悪いことをしている会社は、ボロが出るので、口を閉ざします。
しかし、いつかはその悪行が明るみに出るのです。
形は労働審判になっていますが、裁判により、必ずこの会社の悪行は、世間にさらされることになるでしょう。

いずれにしても、このような会社は存在そのものが悪なわけですから、勇気ある方にどんどん内部告発をして頂きたいと思っています。
食べ物の問題は、生命や健康に直接影響を及ぼすことですから。

また、国も、もっともっと内部告発がしやすい仕組みを作るべきです。


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by direct3935 | 2008-05-23 17:39 | グルメ  

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