魚きん -売れ残り刺身使い回し-

随分前から、このような問題はどんどん出てくると書かせて頂いていますが、過去はともかく、これだけいろいろな問題が表面化しても、まだ同じことを続けているというのは、逆にその度胸の良さに驚かされます。

確かに、ある程度大きな会社になれば、現場の営業責任者には、大変なノルマが課されますので、誘惑があるのはわかります。
或いは、船場吉兆のように、トップが直接指示している場合は、拒みようがないこともわかります。
その世界でしか生きていけない方は、まさに自分自身や家族の生活がかかっているからです。

わかっていますが、それでも、勇気を出して止めるべきです。
商売は、信用を失ったら、その時点で終わってしまうこともあるのです。

今回の件は、また出たかという感じですが、売れ残った刺身を使い回ししていたという点には、少しショックを受けました。
生ものですからね。
刺身は、少しの時間、切り置きしておくだけで、味が変わります。
けっこう、有名なお店でも、ランチあたりに出てくる刺身を食べると、切り置きしたなというのが分かる場合があります。
その刺身だけを食べれば、美味しくないなと思うだけのことでしょうが、比べれば、びっくりするくらいまずくなるのがどなたでもお分かり頂けるはずです。

もちろん、腐ったものは出していないのでしょうが、生ものをこのような形で売られると、もう何でもありなのかなと思えてしまいます。
売れ残りを売ると言うのは、本来捨てるものを売ることを意味するのです。
極端に申し上げれば、「ごみ」を売っているのですね。

船場吉兆など特にそうですが、他のお客から、きちんと料金をもらっている料理を、捨てないで違うお客に出しているわけです。
それで、また、正規の料金を取っているわけですから、詐欺も詐欺、「ごみ」をお客に出して、お金だけしっかりもらっているわけです。

船場吉兆だけではないと思いますよ。高級飲食店で、かなり怪しいものを出しているなと思うことは、決して珍しいことではありません。
名前ばかり有名な老舗の高級店で、ランチを頂くと、「これは昨日の・・・・・・・。」と思うことがあります。

確かに、小さなお店が、前日売れ残った刺身を煮物にして出すことはあるでしょう。
刺身ではなく、違う料理として、常識的な料金設定で出しているのであれば、私も目くじらを立てません。
しかし、刺身を刺身として売るのは、度胸が良いとしか思えません。

最近、例の件があったので、自分でお金を出して、初めて発泡酒を買ってみました。
もちろん、飲んだことはありますが、お金を出して買ったのは初めてです。
法律的にはビールではありませんが、ビールだと言われたらビールだと思うでしょう。

元々、日本のビールは本来のビールではないものが、ビールとして愛され続けてきました。
したがって、麦芽100%のもの以外もビールと言ってしまっては、発泡酒との区別などつきません。
ビールを飲む機会が少ない私など、スーパードライとかエビスのように、はっきりと味を覚えているものであればともかく、新しい銘柄のビールですと言われて、既存のビールに発泡酒を混ぜて出されたら、何ら疑問など持たないでしょう。
恐らく、あまり美味しくないビールだなあと思うだけです。
麦芽100%以外は基本的に嫌いですからね。
だから、悪いことを考える飲食店が出てくるのです。

食品販売や飲食業は、食中毒さえ出さなければ、いくらでも悪いことが出来ます。
祇園のBarで、まさに使い回しの乾き物が出てきた瞬間に、ぼったくられるのを覚悟したら、本当にぼったくられました。
何か一つ悪いことをしている飲食店は、ありとあらゆることで悪いことをしているものです。
これだけは、お客を馬鹿にしているけれども、他の全ては、お客様を大切にしているなどと言うことはあり得ないのです。
客商売については、中間などというものはありません。
お客様を大切にしているか、お客など金を運んでくるあほだと思っているかのどちらかです。
私たちは、いったい何をされているのかわかったものではないのです。
だから、私は、ブランドや産地やマスコミの無責任な情報は、はなから信じないのです。

魚きんは、秋田店だけだと言っていますが、本当でしょうか。
担当の営業部長が見逃していたということは、そのような体質が会社にあるということです。
部長クラスに徹底的なコンプライアンス教育をしていれば、このような事件は起きません。

これだけ、有名店の不祥事が出ているのに、幹部クラスに最低限のコンプライアンス教育が出来ていないということは、会社の体質がそうなっているのです。
全部白状して、謝って一からやり直せばいいのに、他の不祥事を隠していると、出てきた時には、倒産の危機になると思います。

過去の事実は、もう変えられないのですから、今から変えることが大切なのですが、自分自身が当事者になるとどうしても、隠蔽工作に走ってしまうのです。

飲食業界、食品業界のこの「どこでもやっていることだ」意識が、まともになるには、まだまだ多くの有名店が倒産する必要がありそうです。

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とんしの「本当に美味いもん屋」 ※08’5.21更新

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by direct3935 | 2008-05-21 13:05 | グルメ  

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