夏子の酒

「美味しんぼ」のことを書きましたので、今回は「夏子の酒」について書きましょう。

日本酒の「蔵」にスポットを当てた尾瀬あきら作の漫画です。
この漫画は私の食生活に決定的な影響を与えました。
昔からビールが好きではない私は、ずっとウイスキーを飲んでいました。
特に、私が20代の前半の頃から輸入物のウイスキーが高級品ではなく、かなり安い値段で売られるようになったので、家ではいつもウイスキーを飲んでいました。
その後は、料理に対する興味が異常なほど高まったので、料理を一番邪魔しないお酒ということで、「焼酎のウーロン割」ばかり飲むようになりました。

ところが、25歳くらいの頃だったでしょうか。ある時に「夏子の酒」という漫画と出会ってから、私の日本酒に対する意識が全く変わってしまいました。
それまで、私にとって日本酒は、飲みすぎると気持ちが悪くなるもの、二日酔いになるものというイメージしかありませんでした。
ところが、そのような負のイメージを持っていた日本酒は、本来の日本酒ではなく、三倍増醸清酒と言われる、醸造アルコール、糖類(ぶどう糖・水あめ)、酸味料(乳酸・こはく酸など)、グルタミン酸ソーダなどが添加されたものだということを知ったのです。

それからです。毎日のように日本酒を飲むようになったのは。
その頃、早稲田に住んでいたのですが、界隈にある酒屋をいろいろ回って、近くに信頼できる酒屋を見つけることが出来ました。
家から徒歩で3分くらいのところにあるのですが、地下に貯蔵庫があり、日本酒やワインをきちんと管理されておられました。
その頃に気に入ってよく購入していた日本酒があったのですが、今はすっかりわすれてしまいました。
「神亀」や「銀盤」などもよく飲んでいましたが、最近はどれくらいのレベルなのでしょうか。
全く飲んでいないので分かりません。
いずれにしても、私の現在の日本酒好きは、この漫画によって触発されたことは間違いありません。

ところで、「夏子の酒」でモデルとなっている久須美酒造の「清泉純米大吟醸亀の翁」ですが、一時期どうしても飲みたくて、いろいろ探しましたが、飲むことが出来ませんでした。
「夏子の酒」がドラマ化されてからは、更に飲むことが難しくなりました。
飲むことが出来る機会が全くなかったわけではないですが、異常とも言える料金だったので飲むのを諦めたこともありました。
その頃には、「本当に美味い日本酒」を数多く知るようになり、必ずしも「亀の翁」に拘る必要がなかったからです。

さて、それから数年たって、「亀の翁」のことなどすっかり忘れていたのですが、町田に引っ越してすぐの頃、偶然入った居酒屋に「亀の翁」があったのでびっくりしました。
料金も1合(実際には1合ないでしょうが)1,500円だったと思います。
少し高いなあと思いましたが、以前に見た時は、3,000円とか5,000円とかでしたので、ここで飲まなきゃいつ飲めるかわからないと思い、注文しました。

確かに、比較的きりっとして、ほのかな甘みのある味で、美味い日本酒だとは思いました。
しかし、料金設定から考えて、他にもっと安くて美味い日本酒がいっぱいあるなというのが、率直な感想です。
最近は、増石したようで、比較的簡単に手に入るようになったようですが、その分、味ががたっと落ちたという話を聞きます。

「夏子の酒」は、日本人に日本酒の素晴らしさを再発見させてくれたという意味では大変素晴らしい漫画だと思います。
ただ、この頃から、日本酒がブランド化して、プレミアがつくようになりました。
そして、その流れは焼酎のブランド化につながっていくのです。
とても残念ですね。

しかし、私は、これからも隠れた「本当に美味い日本酒」や「本当に美味い焼酎」を開拓していきたいと思っています。必ずあるはずです。

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とんしの「本当に美味いもん屋」※08’4.24更新

2007年ベストレストラン500軒コメント欄
※「食べログ」の「2007年ベストレストラン500軒」でコメントを書かせて頂いておりますので、よろしければご覧下さい。

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とんしの「本当に美味いもの」食べログ※08’4.25更新
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by direct3935 | 2008-04-21 17:32 | グルメ  

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