船場吉兆

船場吉兆については、以前に、必ず経営陣による不正指示があったはずだと書かせて頂きました。
実際に、すぐにそのことが明るみに出ました。
ピンチはチャンス。
最初の対応が誠意あるものであれば、ここまで名声が失墜することはありませんでしたが、最悪の対応を重ね、どうしようもないところまで落ちてしまいました。

今日から営業を再開した船場吉兆ですが、今後はどうなるのでしょうか。
地元の方々は、かなり否定的に見られておられます。
テレビのコメンテイターの方々の多くは、女将が社長では、結局元の体質に戻るのではという疑問を投げかけておられています。
女将が切り盛りしてきたお店なのだから、女将がいないと店が成り立たないという従業員の方々のご意見もあります。
テレビを拝見していると、女将に関しては、代表取締役社長ではなく、会長になって店の顔として残りながら、社長は外部から招聘するべきだというご意見が多いように感じました。

私は、もちろん、このままでは、再建はできないと思っています。
偽装はもちろんのこと、その責任を従業員に押し付けたのは、他ならぬ経営陣です。
まして、ささやき会見をご覧になった方の多くは、この店を切り盛りしてきたのは、女将であるということがお分かりになったはずです。
今までも彼女が店の運営をしてきて、これからも彼女が同様に運営をするのです。
再建話など愚の骨頂です。

では、テレビのコメンテイターの方々が仰るように、一族が経営陣からのはずれれば、再建できるのでしょうか。

私は、それでも無理だと思います。

読者の方々は、何故だかおわかりになるでしょうか。

株式会社船場吉兆は上場企業ではありません。
従って、株式のほとんどは一族で独占しているでしょう。
会社の所有者は、株主です。
取締役の選任も株主総会の決議事項です。
解任も同様です。

一族が株を所有している限り、経営陣から身を引いても、このようなプライベートカンパニーにおいては、根本的な会社運営は、オーナーが行うのです。
オーナーが代表取締役である必要など全くありません。
何らかの理由で、表に出たくないオーナーが傀儡の代表取締役社長を対外的にたてることなど、プライベートカンパニーでは日常茶飯事に行われていることです。

女将を会社の顔として、名誉職的な会長にすることは確かに必要かもしれませんが、船場吉兆はオーナーが変わらない限り、同じ体質はいつまで続き、再建は出来ないでしょう。
船場吉兆以外の吉兆各社がどのような会社かわかりませんが、もし、まともな会社であれば、その会社が、株式を所有して、ブランドだけ残すという方法を取る以外再建はないと思います。
代表取締役社長については、外部招聘してもいいですし、吉兆グループに人材がおられるのであれば、その方がやられれば良いでしょう。

根本的な問題は、代表取締役が誰かではないのです。
会社の所有者である、株主が変わらなければ船場吉兆は絶対に変わりません。
また、今後のことを考えれば、料亭ですから、若女将を育成しなければ、その先がないでしょう。
現女将のご年齢を考えると、これから育成するのは難しいでしょうから、これも吉兆グループから人材を登用するしかないでしょうね。
しかし、これだけの規模の超有名な料亭において、若女将を育てていないということ自体が異常です。
会社としても、飲食店としても、料亭としても、極めて異常なお店だと思います。

船場吉兆は、民事再生法の適用だけでは再建出来ないでしょう。


※「食べログ」の「2007年ベストレストラン500軒」でコメントを書かせて頂いておりますので、よろしければご覧下さい。
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by direct3935 | 2008-01-22 23:17 | グルメ  

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