仙台四郎

仙台四郎という人物をご存知でしょうか。
たまにマスコミで取り上げられるので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。
仙台では知らない人がいないというほど有名だそうです。
明治時代に実在した人物で、彼が立ち寄るお店がどこも繁盛したことから、「福の神」と言われ、現在も仙台の多くのお店で人形や写真が飾られています。
特に飲食店に人気があるようです。

仙台四郎は本名を芳賀四郎といい、江戸末期に鉄砲職人の家庭に生まれました。
知能障害があったのですが、それは生まれつきではなく、7歳の頃に川に落ちて流され、意識不明になった時から知能の発達が遅れたようです。

彼は、人に害を加えることはなく、街を徘徊し、箒が立てかけてれば、勝手に店の前を掃いたり、店先にひしゃくを入れたままの水おけがあれば、勝手に水をまくといった行動をとったようです。
やがて彼が掃除したお店は繁盛すると噂されるようになり、「福の神」と呼ばれるようになるわけですが、実際に彼が立ち寄ったお店は客が入るようになったそうです。
おもしろいのは、彼が「福の神」と噂されるようになると、わざと店の前に箒を立てかけたり水おけを置き、彼を招き入れようとする店が増えたそうですが、そのような下心のある店には寄りつかなかったということです。

生き神様のように言われた仙台四郎ですが、この話は意味が逆だと私は思っています。
要するに、障害を持った彼に心からの優しさをもって接するようなお店だからこそ、彼は立ち寄ったのでしょう。
そのようなお店が、ましてお客に対しては、真心のこもった接客をされたことは容易に想像できます。
商売はお客があってのことですから、彼が立ち寄ったお店が繁盛するのは当然と言えば当然のことです。
見せ掛けだけの優しさを彼が直感的に見抜いていたことはあるでしょうが、客商売の本質を理解しているお店の素晴らしさが、いつもニコニコしていた「福の神」のようないでたちの仙台四郎という方を媒体にして顕著化されたので、伝説が生まれたのでしょう。

「福の神 仙台四郎のなぞ―不況を吹き飛ばすという」ー栗野邦夫ー

「不思議な福の神「仙台四郎」の解明 -その実在と世界の分析」ー大沢忍ー

など仙台四郎についての本が何冊か出版されているようですので、ご興味のある方は読まれてみてはいかがでしょうか。
「食欲の秋」は、「読書の秋」でもあります。

仙台四郎の話は、組織ぐるみで偽造をしていた日本有数の料亭の経営者の方々に、是非知って頂きたいですね。

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by direct3935 | 2007-11-10 08:42 | グルメ  

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