Vodka Gimlet

Vodka Martiniは、Dry Martiniの変形カクテルとして有名です。
要するに、Dry MartiniのベースをVodkaに代えた変形バージョンなのですが、アメリカでは非常に人気があるようです。
理由としては、映画、「007」シリーズの影響が大きいでしょう。原作者、イアン・フレミングがかなりのカクテル通とあって、スクリーンの中のジェームズ・ボンドのこだわりには並々ならぬものがあります。
特にMartiniに対するこだわりは尋常ではなく、有名な台詞として「Vodka Martini,Shaken,not stirred」(ウォッカマティーニを。ステアでなくシェークで)があります。本来、ジンベースでステアするマティーニをVodkaで更にシェークして出せというのです。グラスもカクテルグラスではなくシャンペングラスにして、オリーブの代わりにレモンピールを浮かべたというのですから、すごいこだわりですね。
このように変形といえども、Vodka Martiniは非常にメジャーです。

さて、Ginベースのカクテルというと、もう一つ、Gimletが思い浮かびます。
Gimletは、レイモンドチャンドラーの有名なハードボイルド小説「長いお別れ(LongGoodBye)」中の「ギムレットには早すぎる」という台詞で知られています。
私は、小学校の頃から推理小説がとても好きだったので、この小説も中学1年生の時に読んだと思います。

そこで、Vodka Martiniがあるのであれば、Vodka Gimletもあるはずだと思い調べたら、やはりありました。
要するに、Ginの代わりに、Vodkaを使ってGimletを作るのです。
なぜ、こんなことを考えたか、賢明な読者の方にはもうお分かりですね。
そうです。
日曜日の東京優駿(日本ダービー)で、牝馬のウオッカが、勝ったからです。
私は、仕事があったので、馬券は購入していませんが、ウオッカから総流していたらと少し悔いが残りました。
たぶん、荒れるだろうと思っていたからです。
友人に頼めば、買う事ができたので、ホウオーから総流しも考えたのですが、軸をホウオーにするのも面白くないので、ちらっとですが、ウオッカからの総流しも考えました。
単勝を購入された方は多いでしょうが、2着は人気薄でしたので、かなり流していないと馬単、馬連を取るのは難しかったのではないでしょうか。
馬券はともかく、家に帰ってレースを見た私は目を疑いました。
2着に入ったアサクサキングスが、好きなようにスローペースで逃げる展開で、1頭だけアサクサキングスを捉え、府中の坂を駆け上がってきたのは、牝馬だったからです。
このスローペースの逃げ馬が2着に残る展開で、3馬身をつけての勝ちは、馬身以上の圧倒的な勝利だと言えます。
牝馬ですので、斤量が有利とは言え、尋常な強さではありません。

こんな文章に出会いました。

ウオッカの谷水雄三オーナーが月刊誌「優駿(ゆうしゅん)」のコラムの中で、面白いエピソードを披露している。
数年前から、仕事机のそばにカクテルブックを常備し、あれこれと愛馬の馬名を考える時の参考にしているというのだ。そうして生まれたのが「タニノギムレット」だった。
オーナーの名字の一部とカクテルの一種ギムレットを合成した馬名をもらった牡馬(ぼば)は、トントン拍子に出世し、ついには02年のダービーを制する名馬に育った。
引退して種牡馬になったタニノギムレットの娘がウオッカだ。験を担いでアルコールにまつわる馬名をつけたところ、ウオッカも大活躍した。冠の「タニノ」を外したのは「ストレートの方が強い」と思ったからだという。ここまで5戦4勝。ライバルを寄せつけない強烈なスパートが武器だ。

なるほど、仰るとおり、ウオッカの強さは半端ではありません。
桜花賞ではダイワスカーレットが勝ちましたが、よく勝ったものだと思います。
やはり、今の3歳牝馬のレベルが競馬史上最強と言われるのあながち大げさな話ではありません。

ところで、私と同じことは、関係者の方々も当然考えられるようですね。
祝勝会で関係者はVodka Gimletを飲んだそうです。
ダービー父娘(息子ではないところがすごい)の名にちなんだ最高の美酒の味は、さぞかし美味しかったでしょうね。
ダービー父娘制覇は、今後、50年、もしかしたら100年ないかも知れません。
チャーチル首相は、「ダービー馬の馬主になるのは、一国の宰相になるより難しい。 」と言ったそうですが、ダービー父娘制覇は何になるより難しいのでしょうか。

とんしの「本当に美味いもの」HP
随時、更新していますので、新着情報をご覧頂けると幸いです。

とんしの「本当に体に良いもの」
よろしければこちらも併せてご覧頂けると幸いです。

「本当に美味いもの」が知りたい」
「徒然庵 -食ックな雑談コミュ-」
こちらのブログは、ブログというよりは、エッセイのようになってしまいました。従って、毎日更新することが極めて困難になっています。
そこで、本当の意味での日記を書いて、より多くの方とのコミュニケーションをさせて頂きたいと思い、mixiで2つのコミュニティを立ち上げさせて頂きました。
思ったことをすぐにメモ代わりに書いていますので、頻繁に更新しています。宜しければ、いらっしゃって下さい。

更に食べログにも、日記を書き始めてしまいました。食べログに関することは、こちらに書かせて頂きます。
書きたいことが山のようにありますので、棲み分けをさせて頂いています。
[PR]

by direct3935 | 2007-05-31 02:47 | グルメ  

<< 向上心 肝胆相照らす >>