飲食店で飲みながら考えていること

ちょっとの間、朝ごはんで「サンドウィッチ」を食べていましたが、また太りだしたので、最近は食べないようにしています。
昼も夜もいっぱい食べるので、朝と昼だけにしたら、すぐにやせると思いますが、仕事で疲れきった後に、夜飲まないというわけにはいきません。
結局、コントロールできるのは、朝食だけですので、以前のように食べないようになってしまいました。

さて、そんなわけで、一日のうち、ほとんど、昼、夜は外食です。
お昼は、忙しい時は外に食べに行かれませんが、夜は、よほど疲れていなければ、何かを買って家で食べるということはしません。何を楽しみに生きているのかわからなくなり、むなしくなるからです。

いずれにしても、この歳まで、これほど飲食店を利用している人間はあまりいないような気がします。
独身ですから、こんな食生活になってしまったのですね。
結婚したら、毎日家で食べるようになるのでしょうか。

話がそれましたが、必ず毎日、飲食店で食事をする私としては、お店に入るとかなりいろいろなところを見て、いろいろなことを考えます。
味だけを確認するわけではないのです。

まずは、内装や清掃にどれだけ意識がいっているかを見ます。
要するにお店の雰囲気ですが、これもレストランを評価するうえで、重要なファクターとなります。
別に、新築で、高級感がなくてはならないというわけではありません。
厨房が見える場合は、とにかく、お店が古かろうが、新しかろうが、清潔にしていないと嫌になります。
料金設定が安くて、お店が古くても、厨房を綺麗にしているお店は、食事をしていても気持ちがいいですね。
逆に言えば、変な臭いがするとか、清潔感がないとか言うお店は、げんなりします。
初めて伺ったお店ではそのあたりをよく見ています。

そして、味以外で重要なファクターは、接客です。
接客に関しては、ただ単に接客というだけでなく、そのご主人、あるいはスタッフに関していろいろなこと想像しながら、見ていることが多いですね。
鮨屋のように、カウンターでご主人と話すようなお店は、やはりその人がそのお店をやっている背景や料理に対する考え方を知りたいと思いますので、タイミングを見ながら、話をします。
それは、楽しみの一つでもあります。
相性が良くて、呼吸の合いそうなご主人だと定期的に通うことになります。

ところで、このようなことは、以前からしていたことです。
ところが、最近は、従業員の方を観察するのが楽しみになりました。
特に、お弟子さんや複数の店舗があるお店の店長などを観察するのが面白いですね。
その人が、将来、飲食店のオーナーを目指しているとして成功するかなあというところを見て、自分なりの想像をしています。

これは、何も飲食店だけの話ではありませんが、会社において、単なるスタッフレベルの時、リーダーの時、管理職の時、その人が、どのような考え方で仕事をし、何を目指してきたかということは、驚くほど明確にわかります。
的中率は100%ではありませんが、その人と5分くらい話をすれば、大体80%以上の確率で、わかりますね。
私は、別に人事の専門家ではありませんが、かなり多くの人を面接したり、組織の再編成をしたりしてきたので、わかるのです。

まず、表情とか態度でかなりのことがわかります。
本人は、自分がどのような雰囲気を醸し出しているかということを知らない場合がほとんどですが、自然に振舞おうが、意図的に何かを見せようとしようが、全部わかります。
そして、話をすれば、どのような志向性を持ち、どのような意識を持ち、どの部分が、当該ミッションに合っているのか、合っていないのか、すぐにわかります。
明らかに素晴らしいという人と明らかに駄目だという人は、1分も経たずに判断できます。
実は、そのような人は、誰が見ても1分で判断ができます。
実際に、面接等で時間をかけて判断しなければならないのは、まあまあ良いと思われる人ですね。

そんなわけで、飲食店のお弟子さんや店長を見て、少し話をすると、この人は、飲食店オーナーとして成功するか否か、想像することができます。
とにかく、自分の今置かれているポジションが理解出来ていない人は駄目です。
例えば、会社で言えば、優れた課長になれる係長は、常に自分の上司である課長の立場になって、その課長が、どのような考え、どのような立場で、自分に対する指示を出しているのか、何を求められて、何をすれば、課長の求めているものを提供することができるのかということをはっきりと意識しています。
それが無い人は、ずっと係長のままで終わるでしょう。進歩しないからです。
自分自身が課長のレベルになった時に、実際に課長になれるのです。

「会社が悪い、上司が悪い、組織が悪い。」と愚痴ばかり言って、なにも成果を上げられない人がいますが、そのような人は、愚痴を言うたびに、自分の価値を下げ、どんどん世の中で通用しない人間になっていってしまっていることが全く分かっていないのです。

会社が悪い。
確かに、世の中には良い会社ばかりがあるわけではありません。
トヨタのような会社が世の中に溢れているわけではなく、90%以上は資金繰りに四苦八苦している中小企業ばかりです。

確かにそうですが、実は、一番重要なファクターは、「給料が安い、待遇が悪い、従業員のことなど考えていない。」と文句を言っている相手である、そのレベルの低い会社に、自分から入社することを希望して、その程度の会社でそのような低い待遇しか得られていないのは、何を隠そう文句を言っているその人自身だということです。
会社のレベルが低いと言えば言うほど、そのようなレベルの低い会社で、更に低い待遇しか受けられていないという事実を、その人はどのように説明するのでしょうか。
本人にとって、その会社がレベルが低いと感じるのであれば、即座に辞めて、自分がレベルが高いと思う会社に入社して、そこで高い待遇を受ければいいのです。
共産主義国家ではないのですから、本人に実力があれば、今の時代は、いくらでも転職ができます。
世の中、転職が当たり前になっていますので、人材市場がその人に本当に価値があると認めれば、いくらでも良い条件で、素晴らしい会社に入社することができるのです。
今の時代は、サラリーマンの不遇というのは、昔に比べて少ないのです。
自分で選択が出来るからです。独立するチャンスだっていくらでもあります。
自己責任なのですから、不遇という言葉は使えないのです。

要するにそれが出来ない人、人材市場で価値が無いと判断されている人が文句を言っているのです。
市場価値がある人は、絶対に文句を言いません。
文句を言う必要がないからです。
本当に自分のためにならない会社だと判断すれば、黙って転職すればいいだけのことですし、例え不満がある場合でも、自分のスキル・キャリアにとって必要なものが得られると思えば、それを得るために文句を言わずに一生懸命働くからです。
ちゃんとした目的があれば、文句を言っている暇も必要もないのです。
また、視点を変えれば、反面教師というのも勉強にはなるのです。

このことを理解していない人は、大変不幸になります。自分自身で常に不幸の種を作り出して、その不幸の蟻地獄で一生もがき苦しむからです。
要するに、すべて自己責任なのですから、文句を言っても良くならない会社ならば、辞めればいいのです。
そして、自分自身のリスクで、転職をすればいいのです。

昔、ある国会議員が開き直って、言いました。
「日本の国会議員はレベルが低いと言うが、そのレベルの国民だからこそ、そのレベルの国会議員なんだ。」と。
国会議員の言うべき言葉ではありませんが、一つの真理であるとは思います。

自分自身がそのレベルだからこそ、そのレベルの会社のそのレベルの待遇なのです。
これほど決定的な事実があるでしょうか。
いくら理屈を言っても、自分自身を誤魔化すことはできません。
そのことを受け入れないと先には進めないのです。蟻地獄で一生もがき苦しむだけです。
世の中のかなり多くの方がこのことをわかっていないと思います。
こんなことを書くとまた怒られますが、私は一つの真理だと思っています。

だから、本当の意味で前向きな人は、まず、自分自身の客観的評価、事実を受け入れた上で、それに対してどのように修正を加えていくかを考えます。
自分自身の考え方に間違いがないかを常に検証します。
自分自身の考え方が常に正しいのだという幻想に囚われて、同僚と一緒に、会社や上司の悪口を「あて」に、「脳が麻痺するような安酒」を飲んで盛り上がった挙句、やっぱり自分は正しいんだと自己満足することなど絶対にしません。
そのような行動は、麻薬のようなものだからです。
そこで、自己満足しても、進歩する材料など、爪の先っぽほども出てこないからです。

組織において、ちゃんとした意識を持って仕事をしている人は、必ず頭角を現してきます。
そのような人は、ある意味不思議ですが、どんな組織に入っても、また必ず頭角を現してきます。本当です。
ある組織できちんと通用する人は、どんな組織に行っても、やはり通用するものなのです。
どこで、何をしても考え方がぶれないから、それが仕事の成果となっていろいろな形で表れてくるからです。
多くの人は、ある組織で通用しなければ、どの組織に行っても・・・・・。

人間が、完璧になることなどあり得ないのですから、完璧でないから、直していこう、修正していこうという気持ちがなくなれば、そこで進歩は終わりです。
商売で一発当てて、急に富と名声を手に入れた人のほとんどが、このような「自分は完璧だという思い」に体の隅々まで毒されてしまって、最後は奈落の底に落とされています。

話があまりにも大きくそれましが、キチンとした意識で仕事をしてきたのか、そうではないのかということは、表情、態度、話の内容に露骨に表れるので、「簡単にわかる。」と私は申し上げているのです。
私が特殊な能力を持っているからではありません。
その人が仕事に対して持っている考え、志向性というのは、生存に直接かかわることだからこそ、本人は気がついていませんが、気持ちが悪いくらいに露骨に表れるのです。
30歳過ぎると顔つきに出てしまっている人もいっぱいいらっしゃいます。
リンカーンの言うとおりです。
「30歳過ぎたら自分の顔に責任を持て!」です。

そんなわけで、最近私は、接客を通じて、そんなことを想像をしながら、飲んでいます。

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「徒然庵 -食ックな雑談コミュ-」
こちらのブログは、ブログというよりは、エッセイのようになってしまいました。従って、毎日更新することが極めて困難になっています。
そこで、本当の意味での日記を書いて、より多くの方とのコミュニケーションをさせて頂きたいと思い、mixiで2つのコミュニティを立ち上げさせて頂きました。
思ったことをすぐにメモ代わりに書いていますので、頻繁に更新しています。宜しければ、いらっしゃって下さい。

更に食べログにも、日記を書き始めてしまいました。食べログに関することは、こちらに書かせて頂きます。
書きたいことが山のようにありますので、棲み分けをさせて頂いています。
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by direct3935 | 2007-05-19 09:06 | グルメ  

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