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パスタ その一

私の友人には、なぜかパスタが大好きという人が多いですね。
なぜだろう。
まあ、好みの問題なので分かりませんが、女性の方に特に多いです。
私は、麺類は基本的に好きですから、パスタもまあまあ食べる機会が多い方だとは思いますが、決定的に美味しいと思ったことはほとんどないような気がいます。
チェーン店で食べても、家庭料理で作ってもらっても、それなりに美味しく頂くことができますが、逆に究極というものを頂いたことはありません。
ラーメンや蕎麦とはそこが違いますね。

ちょっと、レベルが違う美味しさだなと感じて、覚えているお店はやはり「APPIA」ぐらいですね。他にも美味しいお店があったようなが気がしますが、全く覚えていません。
考えてみれば、「APPIA」のパスタは、ちょっと頭抜けた美味しさがあります。
再訪した時に味を確かめて、評価を上げなければいけませんね。

いずれにしても、唸るようなパスタにはほとんど出会えていないので、昨晩、「どびん」の閉店後、Tと飲んでいる時に、冗談で、「スパゲティ屋をやりたいな。」と言ってみました。

「いやー、止めておいた方がいいですよ。スパゲティは難しいよ。」
「料理自体は簡単じゃない。工夫すれば美味しいのが作れると思うよ。」
「お店として、麺類を出すところで、唯一、乾麺が商売として成り立つのは、スパゲティだけでしょう。」
「そうだね。ラーメンやうどんの乾麺を茹でたものを出すお店はないからねえ。ただ、生パスタはあるでしょ。」
「確かに生パスタはあるけど、その美味しさというのが、まだまだ日本人には浸透していないんじゃないかな。だから、商売としてやるとなると乾麺の方がいいよ。だから、難しいの。」
「要するに、乾麺だと麺での差別化ができないと言いたいんでしょ。」
「そのとおり。だから、ソースの勝負になるけど、スパゲティでソースの勝負をして、頭抜けるとなるとこれは難しい。」
「うーん、そうかもしれないけど、麺もソースも素材にこだわれば、美味しいものが作れると思うけどなあ。」
「まあ、それはなんでもそうだけど、スパゲティは差別化が特に難しいと思う。」

Tの言うことにも一理あると思います。
だから、決定的に美味しいというパスタ、特にスパゲティに出会っていないのかもしれませんね。

ところで、私は、なぜかショートパスタ(マカロニ等)は、あまり好きではなくて、ロングパスタ(スパゲティ、リングイネ、フェットチーネ等)が好きです。特にクリーム系だとフェットチーネが好きです。
ショートパスタは麺だという感じがしないのでしょうね。麺類が好きですから。

さて、日本にパスタが伝わったのは明治28年(1895年)、新橋のレストランのコックさんがイタリアから持ち帰ったのが最初といわれているようです。
最初は、国産の小麦粉を使っていましたが、それらは、正確にはパスタとは言えません。
ネットでちょっと調べてみたら、パスタの品質に関してはイタリアでは法律によって定められているということが分かりました。
さすが、本場です。主食ですからねえ。

•デュラム小麦を使用していること。
•人工着色料、保存料を使用しないこと。
•卵入りパスタは、デュラム・セモリナ100gに対して全卵が5個以上使用されていること。

だそうです。ちなみに、デュラムとは小麦の種類のひとつで、セモリナとは「粗挽き」のことを意味します。

私が、スパゲティという言葉からいつも連想するのは「インディアン」です。
名古屋では、喫茶店のメニューで必ずと言っていいほど、「スパゲティ」がありました。
そして、種類は、「ナポリタン」と「インディアン」。
「ナポリタン」はどなたもご存知だと思いますが、名古屋の喫茶店の場合は、茹でてソースを絡めたスパゲティを熱い鉄板の上に載せて出してきます。
一部では、「鉄板スパ」と言うそうです。
従って、麺の一部がかなり焼けています。それがけっこう美味しかったりして・・・・・。
さて、「インディアン」とはどのようなスパゲティかと言いますと、要するにソースの代わりにカレーが絡めてあるだけのものです。
だから、「インディアン」。
誰が名づけたのでしょうか。
ナイスネーミングですね。

ところで、話は変わりますが、青山の「スパゲティファクトリー」は、なぜ無くなってしまったのでしょうか。半地下のこじまりしたお店で好きだったのに・・・・・。
「オールドスパゲティファクトリー」と何か関係があるのでしょうか。
川越の「オールドスパゲティファクトリー」には行ったことがありますが、全然味が違ったという記憶があります。

いろいろ話がとびましたが、スパゲティ専門店に対して私が常々思うことは一つだけです。
料金設定が高すぎます。
家庭料理でも、それほどレベルの違わないものが作れるスパゲティを単品で、1000円前後で提供するのは、どうかと思います。
美味しいラーメンと同レベルのものを家庭で作るのは至難の業です。
蕎麦もしかり。
しかし、スパゲティは、それなりに材料を揃えれば、外食で頂くのとさほど変わらないものが家庭でも作れます。
先日、作ってもらった明太子にホイップを絡ませたスパゲティはとても美味しいと思いました。
量は、普通のお店の倍以上ありましたが、ペロッと平らげました。
家庭で作っても十分美味しいのです。
ところが、専門店の料金設定は下手をすると1000円を超えています。
馬鹿馬鹿しい。
私のイメージでは、580円~680円位がパスタ単品の適正価格です。
そういえば、大阪で立ち食いスパゲティ屋さんが流行っていると誰が言っていました。
「安い!早い!」で、大ブレイクしているそうです。

1000円超に相応しいパスタが食べたいと思う今日この頃です。

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by direct3935 | 2006-12-20 14:31 | グルメ  

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