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高くて美味いのは当たり前!?  No.341

タイトルのようなことを声高に仰る方がおられます。
私にとっては非常に違和感を感じる言葉です。

この言葉から感じることは何でしょうか。
二つあるように思います。
一つは、高級店と言われるような料金設定の飲食店で食べる料理は、お金を一杯出しているのだから美味しくて当たり前、安くて美味しいからこそ意味がある。という意味があるでしょう。
もう一つは、高級店と言われるような料金設定の飲食店で食べる料理は、高いのだから全て美味しい。という意味もあります。

安くて美味しいものというは少ないです。
原価、人件費、家賃、その他ランニングコストを考えた時に、料金設定には限界があります。
それを無視して文句を言っても意味がありませんし、飲食店経営も経営なのですから、経営者も生活しなければなりません。
飲食店の場合は、自家消費があるとはいえ、衣も住も必要ですし、子供がいれば育てなければなりません。
逆に言えば、安すぎる店にはマイナスの理由がある場合もあるのです。
今マスコミに頻繁に露出している魚介類をウリにした居酒屋などは、極めて安いものの恐らく市場でさばききれなかったものを使っているので、いかようにも安くできます。
しかし、それができるものは大量にものがあって、居酒屋をやっていなければ、売れ残りは腐ってしまうので、捨ててしまわなければならないものです。
元来ゴミにしていたようなものを出すのですから、いかようにでも安く出せます。
家賃と人件費が出ればいいのですからね。
ビジネスには、ちゃんと理由があるのです。
採算度外視などという戯言はあり得ないのです。
無料でものを配るのでさえ、宣伝などの効果を狙って、トータルでは黒字を考えているのですから、安いなどということくらいでは、ちゃんとビジネス上の計算があるのです。

話はそれましたが、私が一番違和感を持つのは、料金設定が高ければ美味しいという発想です。
私の経験から申し上げれば、高いものほど、良い悪いの差が激しいです。
これまでも何度も書かせて頂いていますが、1万、2万という会計をしておきながら、こんなものをお客に出すのかという料理をいやというほど食べさせられています。

特に、一人2万円、3万円となると、馬鹿みたいにスノビッシュで、老舗という名前だけがあり、なにをどうしたらこんなに人がいるのかと思わせるほど人件費がかかっている飲食店があります。
当然、どんなに高い料金設定にしても、これほどランニングコストが多ければ、原価にかけられるお金は限られてきます。
高くて不味い料理を出す要素など、数えれば星の数ほどあります。

料金設定上、高級店という存在ほど不味いものを出す可能性が意外と高いのだということを声高に叫ばせて頂きます。
そして、だからこそ本当に良いものを出来る限り安い料金設定で出そうとされておられる飲食店には感動するのです。
逆の店は、いずれ必ず自然淘汰で消えていきます。

以前、1000円のランチで高い評価、例えば、4.0の星をつけて、2万円の料理に1.0をつけているのは、おかしいとのご批判を私に対してされた方もおられますが、そもそもご自身と面識もなけれなんら全く関係ない人間を批判するのであれば、せめて食べログで長々と書かせて頂いている評価基準くらいは読んでからにして頂きたいと思います。
値段があっての飲食店の評価だと今まで58億6291回申し上げています。
店に行ってもいないのに、単に私に対する嫌がらせで、高い評価をしたお店に低い評価をつける輩、逆に低い評価をしたお店に対してなぜか一件だけの評価を書いていて5.0をつけるみじめなその店の関係者、私と仲良くするフリをしながら散々その後に私の高評価の店の悪口を書きまくる医師、そのような方々と同列と思われてしまうような、的外れなご批判はされないほうがよろしいかと思います。

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by direct3935 | 2009-11-02 17:12 | グルメ  

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