外食することの意味  No.336

今回が336回目となると、同じような内容のBLOGを何回も書いているので申し訳なく思いますが、やはり書いてしまいます。

かなり以前になりますが、ある仕事をしていて外回りをしている時に、数日間同行した方が、一日に必ず5回は「ドトール」に入りたがりました。
基本的に私はコーヒーを飲まないので、不味い紅茶や氷の多いオレンジジュースなどを飲みながら、お付き合いしましたが(私はミラノサンドは大好きです。)、その方は「ドトール」なしでは生きていけないと仰っていました。
とてもストレスのたまる仕事をされておられたのですが、タバコとコーヒーなしでは、一日も生きていけないと仰って、10分ほど時間の余裕ができると必ず「ドトール」に入っておられました。

私は、コーヒーもタバコも嫌いですが、やはり外回りをしている時は、時間調整で頻繁にマクドナルドに入りました。
マクドナルドで何かを飲んだり、食べたりしたいというよりも、座れる空間を得たいという動機がメインでした。
学生が、友達と話をするためにマクドナルドを頻繁に使うのも同じような理由ですね。

私は、外食が大好きで、それが趣味のようになってしまったのですが、外食にはいろいろな意味があると思います。
24時間営業により利便性など最たるものの一つでしょう。
但し、これは一人で食事をする場合には、コンビニとの競合になります。
私は、チェーン店の存在にはとても大きな意義があるとこれまでも何度も書かせて頂いてきましたが、やはりアクセスも含めた利便性や廉価性や24時間の空間提供や味の均一性という意味において、大手のチェーン店には良いところがいっぱいあると今も思っています。

前述の方も、担当企業のすぐそばにある「ドトール」を常に探しておられたようですが、それは以上のような理由からだと思います。
「ドトール」のコーヒーがお好きだったのでしょう。

私は、妻と二人でチェーンの居酒屋に入ったことは一度もありませんし、積極的に伺うということはしませんが、大人数での飲み会となると、収容キャパなどの関係で、チェーン店を利用させてもらう以外、方法がないということがほとんどです。

このように、生活の上での明確な必要性がある場合には、外食する意味があります。
しかし、以上のような場合には、完全にチェーン店の独壇場になってしまっています。
くどいほど書かせて頂いていますが、個人経営やそれに近いような経営形態で、この分野において対抗することは、資金力やスケールメリットの面で、不可能に近いと思われます。

そうであるならば、やはり個人経営がほとんどである飲食店においては、わざわざお客に外食をさせる意味を持っているお店でないと、どんどん淘汰されていきます。
実際に、不景気が続いて、既に星の数ほど淘汰されています。

路線はいろいろあるでしょう。
接待に使うに相応しいのか。
田舎を思い出させるような癒しがあるのか。
超一流の接客と空間で、非日常感が堪能できるのか。
それは、各々のお店が、地域や価格設定を考慮しながら、特徴を出せば良いことであって、どれが正解というものはないでしょう。
経営は結果のみの勝負なので、ちゃんと利益をあげて、ゴーイングコンサーン(企業継続)が出来れば良いのです。

しかし、絶対家庭では真似が出来ないような料理を提供するのでなければ、標準レヴェルの美味しさの料理を、店に特徴もなく提供しているだけであれば、当然ジリ貧になります。
お客がそのお店に行く、理由がないからです。
消費者は動機がなければ、消費をしません。

それでも、一つだけ特効薬があって、それは何億回も書かせて頂いていますが、接客です。
これは、コストが一番かからない上に、効果は最もあります。
費用対効果が最大に出る、飲食店必須の武器なのです。

これもまた何度も書かせて頂いていますが、チェーン店の接客マニュアルには莫大なお金がかけてあり、未経験の学生のアルバイトであっても、最低限のことはできるよう工夫されています。
だから、どんどんお店が増えていくのです。

このチェーン店レヴェルの接客ですらできない飲食店が驚くほど多く存在するのです。
この不景気になってもです。
私は、このことに非常に驚いています。
そのような飲食店がいくぶんか淘汰されたとは言え、まだ残っているということは、日本経済というのは、思っているよりもずっと元気なんじゃないかと思ってしまいます。

接客と言ってもお店の雰囲気や価格設定、客層もあるので、いろいろなやり方があるでしょうが、結局は、お客に気分良く、飲み食いしてもらえば良いだけの事です。
それには、トイレや厨房がピカピカで綺麗だとか、いろいろな要素も加わってきますが、要するに自分がお客としてお店に行った時に、良いと思うことは真似して、悪いと思うことは絶対にやらなければいいだけのことです。

ところが不思議で不思議でたまらないのですが、これが出来ていない飲食店の方が圧倒的に数が多いのです。
なぜ、飲食店ビジネスだけがビジネスとして成熟していないのでしょう。
私には全く理解出来ません。

ちゃんとした接客と何か一つ特徴が出せれば、この不景気であっても飲食店は繁盛します。
実際にそのようなお店を私は何軒も知っています。

不景気であっても、いや不景気だからこそ、毎日の生活を切り詰めてでも、日々の仕事や人間関係のストレスに耐えながら、○月○日、「○○」に行って、美味しいもの食べて、美味しいお酒を飲むことを楽しみに頑張ろうという気持ちになるはずです。
飲食店には、人の気持ちを元気にさせる素晴らしい魅力があるはずです。

私はそこにこそ、「外食することの意味」があるのだと申し上げ続けてきましたし、それは永遠のものだと思っています。
そして、私はそれを求めて飲食店に伺うのです。
数年前コメントを頂いたような、家での方が究極の食べ物が食べられるからそれが本当の料理の醍醐味だというご意見には、今でも賛成出来ないのです。
家での食事には違った良さがあり、どんどん数年前よりも更に美味しいものを食べることができるようになっていますが、私の趣味は、永遠に輝き続けるものを求めて、飲食店で食事をすることなのです。

一つくらい楽しみがなければ、こんな世の中を生きていくことは苦しみ以外のなにものでもありません。

そして、私は、その楽しみを奪い取ってしまうような店と出会うと異常なほどの憤りを感じてしまいます。
単に私或いは私たちとの相性が悪いだけであれば、なんら問題ないと思いますが、本質的な問題であれば・・・・・・・・。

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by direct3935 | 2009-10-14 09:31 | グルメ  

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