たかがブログでも表現の自由の本質はあります  No.302

口コミサイトはいろいろな制約が多いですが、個人のブログというは制約が少ないですし、少なくないと意味がありません。

ブログとは、日記ですから、本来、自分の本音を綴ったものを「結果」として公表しているだけのことです。
そこに制約があれば、ブログではなくなるわけです。

今は引退されましたが、私が大好きな芸人に上岡竜太郎という方がおられます。
彼は、関西限定の芸人っぽかった方ですが、出演されておられる番組が、全国ネットになることにより、東京でも彼を見ることができました。

彼が何万回も繰り返して言っていた言葉に、「関西は文化のレベルが高いが、関東は低い。」というものがありました。
一種のギャグでしょうが、彼はこのことを本気で思っていたふしがあります。
今のように2ちゃんねるがある時代であれば、彼の発言は徹底的に批判されたでしょう。
文化が低いと言われた関東の方が、人口が圧倒的に多いからです。

さて、大切なことはこの後です。
彼の発言は、正しいでしょうか。正しくないでしょうか。
いったい、彼は何を基準にして、どこに視点を置いて、関西の文化のレベルが高く、関東の文化のレベルが低いと言ったのでしょうか。
この発言の是非については、結論など出ません。
彼の発言が正しいか正しくないかということは、実は誰にもわからないのです。

こんな一般論について、結論など出ないのです。
私は、最初、彼は東京という首都に対する強いコンプレックスからこんなことを言うのかと思っていましたが、ある時から、どうもそうではないと思い始めました。
簡単に言えば、単に心からそう信じて疑わなかっただけのことでしょう。
ただ、それを何万回も言うというのは、ある意味東京に対する彼なりの対抗意識があったと思われます。

遠まわしにいろいろ書いていますが、申し上げたいことは、ブログでの発言など、非常に個人的な意見ですから、結局独断と偏見に満ちたものに過ぎないということです。
独断と偏見に満ちていないブログなど、ブログではないのです。

憲法で表現の自由について深く勉強をされたことがない方は、この意味がどうしても理解して頂けません。
なぜ、憲法が21条を規定しているかというと、結局、独断と偏見に満ちていようが、下らない意見であろうが、原則的には自由に、何でも発言できる世の中でなければ、民主主義を維持できないからです。
多様な意見があってこそ、一応民主主義が機能していると言えるのです。

例えば、先日、dekushiさんから、私の関西は魚のレベルが低いと書いていることに対して、不適切だとのご意見を頂きました。
実は、私は、今も関西の魚のレベルはかなり低いと思っていて、その考えは全く変わっていません。
相対的に考えれば、明らかに低いと自分自身が感じているので、変えようがないのです。
豚肉料理、蕎麦、鮨、ラーメンなどについても同様に考えています。
美味しいお店が一軒もないとは申し上げていません。
極めて少ないと思っていますし、少なくても私がイメージするところの最高レベルのお店とは出会っていません。
食文化についても、天満はともかくとして、大阪が東京に比べてレベルが高いとは思っていません。
全体的に見れば、むしろかなり低いと思っています。
理由は簡単です。
東京の方が人口が多く、競争が激しいからです。
経済の原則です。
そして、私自身も、自分で確かめた限り、大阪の食文化はかなり低いです。
高くて不味い飲食店が多いです。
特に、きちんとダシを取らずに、化学調味料で誤魔化すお店に対しては、閉口しています。

但し、そのような発言をすることは、不適切だという心温まるご意見には素直にうれしいと思いましたし、今の私であれば、それは深く考えなければならない問題だと真剣に思っています。
それは、私の周りの環境が変わったからです。
公人や芸能人は、自由な発言が許されない部分があると書かせて頂きました。
私は、それにあてはまりませんが、違った角度から、発言については深く考えなければならない部分が出てきたということです。

しかし、一つだけご理解を頂きたいと思います。
例えば、関西の魚のレベルは低いと思っている方は私が知っている限りでも何人もいらっしゃいます。
理由は簡単で、経済の法則で、品質が良いため、結果的に値段の高くなるものは全て築地に集まるからです。
簡単な論理です。
需要と供給があるので、需要が高いところに良いものが集まるということは、うちの犬でも知っていることです。
そして、その良いものを競争が激しければ、安く提供しなければなりません。

例えば、dekushiさんが私の発言は不適切だと仰ると、そのご発言は、逆の視点から見れば、関西の魚のレベルは高いということを主張されていることになります。
いいですか、ここが一番肝心です。
要するに、そこにはdekushiさんの関西の魚のレベルは高いという一般化された価値観が表現されているのです。

このご意見に対しては、異論を述べたい方はいっぱいいらっしゃるでしょう。
その意味では、私の発言を不適切だと指摘されるということは、ご自身も自ら不適切発言をされているということを意味します。
dekushiさんの理屈で発言されるのであれば、とんしの意見は、不適切だと考える方もいらっしゃるでしょうから、表現方法は気をつけたほうがいいですよ、と仰るべきです。
そうでなければ、整合性がありません。

私は、dekushiさんのご指摘は、私自身にとっては、金言ですし、ありがたいと思っていますが、逆に不適切だと感じる方もいっぱいおられるのです。
少なくとも、dekushiさんの理屈で言えば、明らかに不適切なのです。

しかし、私は、客観的に考えても、dekushiさんのご発言は、不適切だとは思いません。
それが、日本国憲法が保障する表現の自由の本質だからです。

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by direct3935 | 2009-03-13 23:01 | グルメ  

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