料理人は食べ歩きをすべきか?  No.287

タイトルのような話が話題になることがあります。
結論を申し上げれば、料理人というのは、自分自身の技術だけを頼りに生きていかれるのですから、それぞれのお考えにしたがってやられれば良いだけだと思います。

先日、ある飲食店のオーナーと食事をする機会があったのですが、その方は、休みの日は、何軒も食べ歩きをすると仰っていました。
2軒や3軒ではありません。休みが少ないので、ものすごい数を食べ歩かれるようです。

私個人の意見とすれば、料理人はできる限り食べ歩きをされるべきだと思います。
かなり有名店になって、経済的に余裕が出てくると、ほとんどされなくなる方がおられますが、私は、そこからこそ、更に食べ歩きをされるべきだと思います。
お店の経営が安定すると、そこでお店自体の成長が完全に止まってしまう可能性が高いからです。
飲食店経営に限らず、慢心は経営にとっての不治の病です。
一度この病気にかかってしまうと、まずそのお店はつぶれます。ほぼ確実と言ってもいいでしょう。
経営において、自分がやっていることは絶対に間違っていない、俺はすごいと思い始めたら、もうおしまいです。
救いようがない最低の状況がすぐ目の前に迫っています。
それに気が付かないから、そんな状態になるのでしょうが、多いですねえ、そのような方々が。

これは、別に飲食店経営に限らない話です。
経営において、いろいろと努力を積み重ねてして、急な階段を必死になって上っていくと、ある時踊り場にさしかかる時があります。
ここで、一休みするのは良いのですが、ずっとそこで止まってしまって、気が付いた時には、スタート地点に戻ってしまっているということが多々あります。
経営とはそのようなものだと思っています。

安定した時にこそ、マンネリやおごりの危険がつきまとうわけですから、まさにその時に多くのいろいろな種類の料理を食べ歩きされて、更に上を目指す方が、最終的な成功を収めておられると私は感じています。

サラリーマンで、サービス残業させられて、週に数回会社に泊まって仕事をするのは、お金と生命健康を引き換えにしているだけですが、ご自身がオーナーとなってお店をやられた時に、全く同じ事をやっても全く意味が違ってきます。
全てが、財産になりますし、飲食店の場合は、それをうまく活かせば、次の日から結果となって返ってきます。
その意味では、飲食店経営というのは、本当に面白いものですし、やりがいがあると思います。

但し、素人でも一番手を出しやすい業種ですので、大失敗する人の数も莫大なものがあります。
会社の寿命は30年が限界と言われていますが、飲食店で今も30年以上続けておられるところは、ちゃんと理由があるのだと思います。
適当に、何も考えずにやっていて30年も続けることができるわけがありません。
趣味でやられておられる場合は別ですが、その商売で生活をされておられるのであれば、かなり努力をされていらっしゃるはずです。

飲食店経営も経営ですので、料理をする腕前がどんなに素晴らしくても、それだけでは成功はしません。
当たり前のことなのですが、腕前だけすごくて、経営感覚はゼロに近いという方が、この業界にものすごい数おられます。
みんな失敗されていますね。
経営の要素は、あまりにも種類が多くて複雑だからです。

このことについては、書き始めるとものすごく長くなりますので、次回に続きを書かせて頂きたいと思います。


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by direct3935 | 2009-02-19 09:27 | グルメ  

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