当たり前の話  No.283

食に対する感性というものは、人によって違うものです。
もうすでに何万回もいろいろなところで書かせて頂いています。

私が、ある飲食店が、自分にとって素晴らしいものかどうかを判断する基準のというものは実は極めてシンプルです。

素材が、素人では手に入れられないような卓越したものであるか。
その素材を最大限に活かすような料理をちゃんと提供して頂けるか。
非日常的な素敵な空間と時間を提供して頂けるか。
接客が良いなどというの最低限の話ですが、接客は料金設定によって評価が変わります。

この基準でお店を選び、そのお店が好きになれば、私のお店を愛する気持ちは自然に店主に伝わりますし、そのようなお店とは、いつしかプライベートなつながりができてきます。

そうなると、そのご主人が推薦するお店に一緒に行ったりすることもありますが、「食に対する価値観」が同じなので、はずれたことは一度もありません。
初めて伺うお店で一番安心できるのがこのような場合です。

ブログではいろいろと過激なことを書かせて頂いていますし、飲食店に対する思いが異常だという部分もあると思いますが、まかないについても、料金不表示についても、えせ高級感についても、にせビールについても、素材の劣化を誤魔化す料理方法も、お客の主張に耳を貸さず自己弁護のみに徹する姿勢も、何もかも、かなり多くの一流料理人の方のご意見を聞いています。

私の意見は単なる個人的な考えですが、何千軒というレストランを訪れることにより、料理人の方から教えられ、蓄積された経験もあれば、自分自身の考えがある視点から考えればそれなりの合理性があるということを、何百回と確認させて頂いています。

例えば、まかないをお客の横で食べることなど、まともな感覚を持ったオーナーシェフであれば、正しいなどとは絶対に仰いません。
そんな話は、まともな世界ではあり得ないのです。
料金設定を聞けば、それがビールなのか、第三のビールなのかなど、プロには分かるのです。
原価があって、商売をされているわけですから。
料金を不表示にする理由などもプロの方には分かるのです。
ユニクロだろうがルイヴィトンだろうが、料金表示のない商売など世の中にあるのでしょうか。

非常識なことをするには、ちゃんと非常識な理由があるのです。

全て当たり前の話なのですが、なぜかわざわざきちんとしない飲食店が多いのが不思議でしょうがありません。
恐らく、9割以上の飲食店が普通にやるべきことをやっておられないのです。
ちゃんとやるだけで、この不景気であっても生き残れる可能性が高いのに、わざわざ店をつぶす道を選ばれるのです。
お金を取って出した「海苔」であれば、封をあけてなくても、使いまわしなどしてはいけないに決まっているじゃないですか。同じもので、二重取りをするのですよ。お客が知ったらどんな気持ちになるのでしょうか。それを考えない、非常識極まりない飲食店がそのような蛮行をするのです。しかし、個人経営のお店はほとんどがそれをやられています。

もう、何百回と書かせて頂いていますが、一事が万事なのです。
この点については、お客のことを死ぬほど考えているけど、この点については、お客のことを全く考えていないということはあり得ません。
当たり前の話です。

お客を愚弄している飲食店は、徹底的にお客を愚弄していますし、お客を大切にしている飲食店は徹底的にお客を大切にしています。

誰が何を言おうとも、2ちゃんねらーが脅迫しようとも、この価値観だけは、死んでも変わりません。
何も、これは飲食店だけの話ではないからです。
全ての業種の経営者に共通していることです。
商売をする上で、お客を本当に大切にする気持ちがあれば、たった一つであろうがそれに反する行動などしないのです。

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by direct3935 | 2009-02-06 13:55 | グルメ  

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